ジャカルタの日本人が思うこと

ジャカルタ在住15年の日本人が思う、日本とインドネシアのいろいろなこと。

2019-01-01から1年間の記事一覧

ジャカルタの渇水と千葉の水害:異常気象のコインの裏表?

最近、ようやく少し雨が降り始めたが、今年は乾季が長引き渇水に苦しんだ地方が多かった。私の家も9月末ごろは毎日10時間ぐらいは断水していた。 幸いインドネシアの一戸建ては、日本だと沖縄のように屋根の上に貯水タンクを備えている場合が多く、うちもな…

成功の秘訣は「時間を守る」

インドネシアで起業して何だかんだで10年以上生き残ってきて、たまに「成功の秘訣」を聞かれることがある。こんな零細企業の親父にそんな大層なことを聞いても仕方ないだろうと思うし、インドネシアの経済情勢が良かったからというのが一番の理由に違いない…

今はまだまだだとしても:改善する若者のモラル

ツイッターのアイコンに日の丸とか付けがちなタイプの人がよく日本人は「民度」が高いとか言っていて、この民度が何を指すのかイマイチはっきりしないけど、「ルールと道徳の遵守」だとすると、残念ながらインドネシア人は現状「民度」が低い国民であり、そ…

日本人もハマる国民食インドミー

日本人の国民食というとラーメンとかカレーがあがる。本当にそれでいいのか、という気もするが、私自身も母の味と聞いてイメージするのは、牛すじ肉を長時間煮込んだ特製カレーだったりするので、現代の日本人が今さらカッコつけて和食をあげるより潔いのか…

物乞いもギター弾きも:富は分かち合うもの

今はそこまで極端ではないが、10年前くらいまでは少し大きめの商店に行くと、どこも客よりも店員の方が圧倒的に数が多かった。でも、その有り余るマンパワーで至れり尽くせりのサービスが提供されるわけではなく、大半は店員同士、おしゃべりに興じているだ…

インドネシアらしさが失われる?

インドネシアに長く住む日本人にたまにいるのだが、近代化が進む度に「インドネシアらしさが失われる」と不平を言うことは、個人的に最も納得できないことの一つだ。 例えばジャカルタでは、以前は庶民の買物といえば「パサール(市場)」であった。だが、設…

今年は選挙イヤー:意外に素敵なインドネシアの民主主義

15年もジャカルタにいるので、何度か大統領選挙や統一地方選挙を見てきた。 投票日は通常水曜日に設定され、その日は祝日扱いで会社も休みになる。投票用紙(新聞紙並に大きい)には候補者のカラー写真が印刷されており、ふさわしいと思う候補の写真に釘を突…

静かな正月と賑やかな断食月明け

拙文を読んでくださっている皆様、あけましておめでとうございます。 昨年中はお陰様で思っていた以上のアクセスと読者登録を頂き、感謝しております。 本年も時間と能力の許す限り、インドネシアのあれこれをお届けできたらと考えておりますので、よろしく…